「魔女の討伐を待ってほしいと言われた時は、お前でも苦戦するような相手かと思ったが。まさか恋煩いだとはな。騎士団の連中が泣いていたぞ。団長がおかしくなったと」
「自覚がないわけではないからな。俺は彼女に出会って変わってしまった」
グランツが遠い目をして、シエルのことを思い出す。
魔女の討伐に向かったあの日、彼女は大怪我をした団員を救った。気を失っていた団員はグランツが助けてくれたものだと思っているようだが、実際は違う。グランツも本人にそう伝えているのだが、魔女という印象が先行しているのか信じてもらえていない。
「自覚がないわけではないからな。俺は彼女に出会って変わってしまった」
グランツが遠い目をして、シエルのことを思い出す。
魔女の討伐に向かったあの日、彼女は大怪我をした団員を救った。気を失っていた団員はグランツが助けてくれたものだと思っているようだが、実際は違う。グランツも本人にそう伝えているのだが、魔女という印象が先行しているのか信じてもらえていない。

