もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

「貴女の命がここで許されるのなら、私は地の果てまででも追いかけて嬲り殺そう。それが無残に奪われた私の仲間たちへの手向けだ。花の代わりに血と骨を飾ってやる」

 余裕を見せていたラベーラの表情が強張った。

 ざわついていた人々も、洗脳から解けたようにグランツの言葉に賛同する。

「私は貴女のした行いを絶対に許さない。私を貶めるためにアルド殿下の命を危険に晒したことも、すべて」

「だったら、そんな場所から見ていないで私を斬り捨ててはいかが? ──ああ、でもまだ左腕がうまく使えないようね。かわいそうに」