気丈にふるまうシエルだが、ずっと黙っていたラベーラが口を開いたことで身体を震わせた。
「ねえ、私のかわいいお友達。どうして親友なのに助けてくれないの?」
ラベーラは裁判所に現れたシエルをまっすぐ見つめ、王女だった時と変わらない艶やかな笑みを浮かべて言った。
「シエル、答えなくていい」
咄嗟にグランツが言うも、シエルは彼の手をきつく握りながらラベーラに答えていた。
「親友だとおっしゃるのなら、どうしてあんなひどい真似ができたのでしょう? 私にも、グランツ様にも……アルド殿下にだってそうです。リンデンの民を、なぜ巻き込んだのですか?」
「ねえ、私のかわいいお友達。どうして親友なのに助けてくれないの?」
ラベーラは裁判所に現れたシエルをまっすぐ見つめ、王女だった時と変わらない艶やかな笑みを浮かべて言った。
「シエル、答えなくていい」
咄嗟にグランツが言うも、シエルは彼の手をきつく握りながらラベーラに答えていた。
「親友だとおっしゃるのなら、どうしてあんなひどい真似ができたのでしょう? 私にも、グランツ様にも……アルド殿下にだってそうです。リンデンの民を、なぜ巻き込んだのですか?」

