ワレス側も二万の軍を魔獣に蹴散らされたことから、リンデンとことを荒立てるべきではないと判断したらしく、すべての罪をラベーラになすりつけて多額の賠償金と一部の領土の譲渡を提案していた。
リンデン国王とアルドが主立って動き、事態の収拾にあたっている。
「なぜなのでしょう? ラベーラ様はアルド殿下をお慕いしているのだと思っていました。殿下が困ることをする理由が思いつきません」
ラベーラ本人が語る言葉を聞いたグランツは、苦々しい表情で言う。
「ワレスに侵略され、困り果てた殿下が自分にすがるよう仕向けたかったそうだ」
シエルは涙に濡れた目をこすって、グランツを見上げる。
リンデン国王とアルドが主立って動き、事態の収拾にあたっている。
「なぜなのでしょう? ラベーラ様はアルド殿下をお慕いしているのだと思っていました。殿下が困ることをする理由が思いつきません」
ラベーラ本人が語る言葉を聞いたグランツは、苦々しい表情で言う。
「ワレスに侵略され、困り果てた殿下が自分にすがるよう仕向けたかったそうだ」
シエルは涙に濡れた目をこすって、グランツを見上げる。

