リンデン軍が呆気にとられる中、イルシャは喜々として陣形を崩し、敵軍を恐怖に陥れる。
そんな光景を見せられては、どんなに恐ろしい姿だろうと聖獣だというグランツの言葉を信じざるをえない。
戸惑いが広がる中、グランツはトーレイの肩を借りながら騎士たちに言った。
「聖獣に後れを取るな! ケベク砦を取り戻せ──!」
* * *
王都に向かったシエルは予想外の展開に陥っていた。
「お前のせいで父さんが!」
広場にて、茨で磔にされたシエルは石をぶつけられて痛みに目を閉じる。
(どうして……)
ミュンの背に乗って、信じられない速さで王都にたどり着いたまではよかった。
そんな光景を見せられては、どんなに恐ろしい姿だろうと聖獣だというグランツの言葉を信じざるをえない。
戸惑いが広がる中、グランツはトーレイの肩を借りながら騎士たちに言った。
「聖獣に後れを取るな! ケベク砦を取り戻せ──!」
* * *
王都に向かったシエルは予想外の展開に陥っていた。
「お前のせいで父さんが!」
広場にて、茨で磔にされたシエルは石をぶつけられて痛みに目を閉じる。
(どうして……)
ミュンの背に乗って、信じられない速さで王都にたどり着いたまではよかった。

