不思議な感覚だったが、グランツは戦場においてときおり奇跡としか呼べない状況が訪れることを知っていた。今がそうなのだと、流れがこちらにある間に剣を振るう。
「お前に〝剣の女神(イルシャベック)〟の名を与えて正解だったな」
心強い味方の登場に勝利を見出したグランツも、イルシャが取りこぼした兵を確実に仕留めながら、この戦の惨状を生み出したオシュテルのもとへ駆け寄る。
「く、来るな!」
我を忘れてがむしゃらに剣を振り回したオシュテルだが、たとえ満身創痍だろうと、長年戦場を駆けたグランツに敵うはずがなかった。
「一瞬で死ねることに感謝しろ」
「お前に〝剣の女神(イルシャベック)〟の名を与えて正解だったな」
心強い味方の登場に勝利を見出したグランツも、イルシャが取りこぼした兵を確実に仕留めながら、この戦の惨状を生み出したオシュテルのもとへ駆け寄る。
「く、来るな!」
我を忘れてがむしゃらに剣を振り回したオシュテルだが、たとえ満身創痍だろうと、長年戦場を駆けたグランツに敵うはずがなかった。
「一瞬で死ねることに感謝しろ」

