もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

「ラベーラ王女は聖女だと聞いていたが、事実ではないようだな。そちらの女性を利用し、自身を聖女だと見せかけていたと。魔女を討伐してほしいと再三俺に言ったのは、秘密を隠すためか?」

 既にわかっていることだったが、アルドはわなわなと震えるラベーラに改めて問う。

 さらに彼は、ようやく冷静さを失った彼女に続けて話しかけた。

「俺に刺客を放ったのも、魔女が関係しているのだろうな」

「アルド様のおそばに、魔女の息がかかった者がいてはなりませんもの。アルド様を殺そうとしたのではなく、誘惑に狂った者を排除しようとしただけです」