「本当なら俺がそうすべきだったのだろうな」
紗で髪を隠したシエルは、薄い緑のドレスを身に着けている。細いせいか肉感的な魅力は少ないが、どこか触れがたく、この世のものとは思えない美しさがあった。目立ちすぎないよう宝石や刺繍を最低限しかあしらっていないのも、逆に彼女の魅力を引き立てている。
これまで女性の気配を感じさせなかったグランツがドレスを用意したとなると、どこからシエルの噂が広まるかわからないため、アルドが見繕ったのだった。
「伝えるのが遅くなってしまったが、今夜の君はとても素敵だ。月の女神か、泉の精霊か、そういった類のものと見間違えてしまいそうなぐらいに」
紗で髪を隠したシエルは、薄い緑のドレスを身に着けている。細いせいか肉感的な魅力は少ないが、どこか触れがたく、この世のものとは思えない美しさがあった。目立ちすぎないよう宝石や刺繍を最低限しかあしらっていないのも、逆に彼女の魅力を引き立てている。
これまで女性の気配を感じさせなかったグランツがドレスを用意したとなると、どこからシエルの噂が広まるかわからないため、アルドが見繕ったのだった。
「伝えるのが遅くなってしまったが、今夜の君はとても素敵だ。月の女神か、泉の精霊か、そういった類のものと見間違えてしまいそうなぐらいに」

