「はい。特に足音も聞こえていないので、この近くにはいないかと思われます。もしかしたら私を探していないのかもしれません」
「アルドの……殿下の見立てでは、必ず探しにくるだろうとのことだったが。本音を言うならば、探していなければいいと思う。相手は君を利用し、傷つけた人間だ。会わずに済むならそれが一番だろう」
シエルが四阿の中にある石の長椅子を示した。正確には、自分が座る真横を。
グランツはシエルの意図を察し、やや照れた様子で彼女の隣に腰を下ろした。
「あの魔法を使うのは久しぶりでしたが、うまくやれておりましたか?」
「アルドの……殿下の見立てでは、必ず探しにくるだろうとのことだったが。本音を言うならば、探していなければいいと思う。相手は君を利用し、傷つけた人間だ。会わずに済むならそれが一番だろう」
シエルが四阿の中にある石の長椅子を示した。正確には、自分が座る真横を。
グランツはシエルの意図を察し、やや照れた様子で彼女の隣に腰を下ろした。
「あの魔法を使うのは久しぶりでしたが、うまくやれておりましたか?」

