もふもふ魔獣と平穏に暮らしたいのでコワモテ公爵の求婚はお断りです

(私がラベーラ様に復讐? 恨む理由も呪う理由もないのに? ずっと一緒にいてくれて、親友と呼んでくれた人を、どうして恨まなければならないの……?)

 しかしラベーラは彼女が本当にそうすると信じているようで、必死な顔で冷たい鉄格子を掴んでいる。

「魔女に仕立てあげてごめんなさい。だけど、あの場ではああするしかなかったの。私が聖女じゃないと知れたら、あなたにだって危害が及ぶわ。あなたのことは、私が守ってきたんだから。何度も言ったでしょう?」

「はい。私を城に置いてくださるよう、国王陛下に言ってくださったと」