「いいのか? もしかしたら一生、騎士団長にも公爵にも戻れないかもしれないぞ」
「俺でなくとも務まる役目ばかりだ。……ラークが陛下から改めて公爵位を賜るには、少し幼すぎるだろうが」
いずれそのつもりだったのもあり、グランツにためらいはない。
「お前を主君としても、親友としても信じている。俺の潔白を証明してくれ」
迷いのない言葉に、アルドは再びにやりと口角を引き上げた。
「もちろんだ」
* * *
夕日が落ち、月明かりが辺りに注ぎ始めても、シエルはいつもミディイルを繋げていた木のそばで待っていた。
「俺でなくとも務まる役目ばかりだ。……ラークが陛下から改めて公爵位を賜るには、少し幼すぎるだろうが」
いずれそのつもりだったのもあり、グランツにためらいはない。
「お前を主君としても、親友としても信じている。俺の潔白を証明してくれ」
迷いのない言葉に、アルドは再びにやりと口角を引き上げた。
「もちろんだ」
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夕日が落ち、月明かりが辺りに注ぎ始めても、シエルはいつもミディイルを繋げていた木のそばで待っていた。

