「おやすみ、シエル。いい夢を」
目を覚ましたシエルは、自分の身体にかけられた上着に気がついた。
まだグランツの肩にもたれたままだが、彼はシエルを起こさないようにしながらミュンの遊びの相手をしてやっている。イルシャは泉のそばでまどろんでいるようだ。
そよそよと涼しげな風が吹き、夏の暑さを追いやってくれる。
どこからともなく聞こえる鳥の鳴き声は軽やかで、ここが人々の恐れる煤の森だということを忘れさせてくれた。
(こんなひと時を過ごせたのは初めて)
グランツが自分に与えてくれたものの大きさを再度実感し、シエルは無意識に微笑しながら身じろぎした。
「おはよう」
目を覚ましたシエルは、自分の身体にかけられた上着に気がついた。
まだグランツの肩にもたれたままだが、彼はシエルを起こさないようにしながらミュンの遊びの相手をしてやっている。イルシャは泉のそばでまどろんでいるようだ。
そよそよと涼しげな風が吹き、夏の暑さを追いやってくれる。
どこからともなく聞こえる鳥の鳴き声は軽やかで、ここが人々の恐れる煤の森だということを忘れさせてくれた。
(こんなひと時を過ごせたのは初めて)
グランツが自分に与えてくれたものの大きさを再度実感し、シエルは無意識に微笑しながら身じろぎした。
「おはよう」

