いつもシエルが魔法ではまかなえない量の水を必要とする時に来る泉ではなく、まったく別の場所である。
イルシャが地面に腹をつけ、伏せの体勢になる。既に母親から解放されたミュンはさっそく泉に駆け寄っていた。
ぱしゃぱしゃと子魔獣が水に喜ぶ音が辺りに響く。
「こんな場所を知っていたのね。教えてくれてありがとう」
イルシャは大した反応を見せずに鼻を鳴らした。いつまでも背に乗っていないで、さっさと降りろと言っているように見える。
シエルは自分で降りようとして、思っていたよりもずっと遠い地面に少しためらった。
「グランツ様、手を貸していただけませんか?」
イルシャが地面に腹をつけ、伏せの体勢になる。既に母親から解放されたミュンはさっそく泉に駆け寄っていた。
ぱしゃぱしゃと子魔獣が水に喜ぶ音が辺りに響く。
「こんな場所を知っていたのね。教えてくれてありがとう」
イルシャは大した反応を見せずに鼻を鳴らした。いつまでも背に乗っていないで、さっさと降りろと言っているように見える。
シエルは自分で降りようとして、思っていたよりもずっと遠い地面に少しためらった。
「グランツ様、手を貸していただけませんか?」

