ぐっ、とグランツの喉奥から奇妙なうめき声が聞こえた。シエルは小首を傾げてから、口を開けたままのイルシャに歩み寄る。
「私をどこかに運ぼうとしたのじゃなくて? さっきのあなたの仕草は、ミュンを運ぶ時と似ていたわ」
イルシャは再び喉を鳴らすと、シエルの身体に顔を摺り寄せた。
そして彼女の服を噛み、勢いよく放り投げる。
「きゃっ!?」
すぐにグランツが宙に浮いたシエルのもとへ向かうも、それよりも早くイルシャが彼女を自身の背で受け止めた。
まるで騎乗するように背に落ち着いたシエルは、きょとんとした顔でグランツを見下ろす。
「私を乗せたかったみたい……です?」
「私をどこかに運ぼうとしたのじゃなくて? さっきのあなたの仕草は、ミュンを運ぶ時と似ていたわ」
イルシャは再び喉を鳴らすと、シエルの身体に顔を摺り寄せた。
そして彼女の服を噛み、勢いよく放り投げる。
「きゃっ!?」
すぐにグランツが宙に浮いたシエルのもとへ向かうも、それよりも早くイルシャが彼女を自身の背で受け止めた。
まるで騎乗するように背に落ち着いたシエルは、きょとんとした顔でグランツを見下ろす。
「私を乗せたかったみたい……です?」

