シエルが搾取されていたことは伏せ、グランツはアルドに探りを入れる。
「それこそ、魔女の力によるものだ。春の式典で魔獣を召喚し、聖女の力を奪った……ということになっている」
「だから王女は彼女を討伐せよと? そうすれば聖女の力を取り戻せると言いたいのか」
「知らん。俺は『魔女に呪いをかけられている、このままではセニルースに恐ろしいことが起きるかもしれない』と言われただけだ。『リンデンのカセル騎士団なら、恐ろしい魔女とも渡り合えるはずだ』とも」
「それは初耳だな」
意外そうに言うグランツに対し、今度はアルドが苦い表情をする番だった。
「それこそ、魔女の力によるものだ。春の式典で魔獣を召喚し、聖女の力を奪った……ということになっている」
「だから王女は彼女を討伐せよと? そうすれば聖女の力を取り戻せると言いたいのか」
「知らん。俺は『魔女に呪いをかけられている、このままではセニルースに恐ろしいことが起きるかもしれない』と言われただけだ。『リンデンのカセル騎士団なら、恐ろしい魔女とも渡り合えるはずだ』とも」
「それは初耳だな」
意外そうに言うグランツに対し、今度はアルドが苦い表情をする番だった。

