ほどけるいと。

「あ…ねぇ」

「ん?」



ん? だって…

私は緩む頬をそのままに,続きを口にする。



「このシャーペン,どこで買ったの?」



実は消しゴム筆記用具を借りていた私。

流石に嫌かと思うから買わないけど…

すごく使いやすい。

木? で出来てる。

すっかり気に入った私は,それをキラキラまじまじと眺める。



「本屋2階の雑貨屋だったと思う。酒樽から出来てるらしい」

「へー! じゃあちょっといいやつなのかな」

「でもそんなに高く無かった。…いる?」

「え…いいの?」



なんの躊躇いもなく尋ねられて,私の方が声を裏返した。

要らなかったとしても,自分が使ってた日用品人にあげるの,もう少し躊躇してもいいんじゃ…

しかも異性だよ? 多少気にしてもよくない?