ほどけるいと。

なんだ。

考えてたのはそんなこと。

私はほっと息を吐いて



「ありがとう」



と言った。

流雨くんが1つ頷いて,鞄を漁る。

そこから出てきたのは,教科書とノート。

私は嬉しくて,いそいそと自分の机と椅子を運んだ。


す 🐣  こ  🐥  し  🐤 し て


わ,わか……



「分かりやすい!」

「そう?」



流雨くんが首をかしげる。

だけど,それもそうだ。

教科書もノートもワークまで使って説明してくれる。

そのあとは問題を指定して,私が解くのを待っていてくれる。

思い付きで頼んだのに,こんなに真剣に教えてくれるなんて…!

優しすぎる…

感極まった私はもう一度ありがとうと言った。