ほどけるいと。

「呼んでるね,真鈴達」

「うん」

「行こっか」

「そうだね」



私達は示し合わせたように…走った。



「俺達もう帰るから」



里美が言った。



「またね!」



里桜が笑う。

私は迷った挙げ句,口を開いた。



「また…は,逢えるかな。私達,遠くから来てるから」

「えっそうなの?」



里桜は素直に,泣きそうな声を出す。

里桜のそんなところを,可愛いと思ったり。



「じゃあ,電話番号ちょうだい」



3人が3人とも,ざっと手のひらを上にして私に向けた。

電話,番号?

私は自分の小さな頃を思い出して,さらに驚いた。

…きっと,この子たちが変わってるんだ。

うん,きっとそう。