ほどけるいと。

「たっち」



ぺしっと,俺より小さい手が俺の膝を叩く。

驚いてみていると,里桜はぴゃっと逃げてしまった。

琴音を見る。

琴音はまるでいたずらに成功した子供のように,えへへと笑っていた。

そこに真鈴が通りかかって,俺は腰を上げる。

何も見ていなかった真鈴も,異変を敏感に感じ取って,しゃーーっと走り去った。

俺は仕方なく,それを追いかけた。


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