ほどけるいと。

まさか,この年の子に恋愛相談を持ち掛けられるとは。

笑っちゃいけないと分かっていても,つい微笑ましくて,一瞬だけ笑ってしまった。



「どうだろう? 私は真鈴じゃないから分からない」

「あっそ…」

「でも」

「え?」

「違うんじゃないかな。きっと,大事な家族くらいにしか思ってないよ。ほら,戻ろ? 里桜が転けてるかもしれないから」



絆創膏を指しながら微笑むと,里美は頬を真っ赤にして。



「うるさい!」




と,それでも心配なのか,来た道を一目散に走っていってしまった。

なんて健気なんだと感動しながら,私はその後ろを追って走った。