ほどけるいと。

「……ごめん。茉莉のことは,友達以上に見れない」

「ぅん……うん。そうだよね」



そうだよね。うん。

喉から熱いものがせり上がってきて,私は嗚咽を漏らす。

分かってた,分かってた。

流雨といられたのは,幸せでいられたのは。

友達だったからなんだよね。

流雨の目が私に向いてないことくらい,向かないことくらい。

初めて,皆の輪の中で話したときから分かってたの。

それでも好きで,想いは膨らむばかりだった。

こんなに泣いちゃうなんて,みっともない。

流雨は何も言わないし,顔を上げたらつらそうな顔をしていた。

ごめんね,流雨。

私は流雨の友達じゃなかった。

だから,傷付けたなんて顔をしないで。

最初から,分かってたから。