ほどけるいと。

気まずそうなその言葉に,私ははっと目を開く。

フラれた? 別れた?

あの2人…が?

お互い好きだったはずなのに,あのまま,すれ違ったまま,別れちゃったの?



「流雨振るとかどんな美女? あんなにイケメンなのに…」

「あー。それが割りとモテる女子らしい。笑顔が可愛いっていう」

「へー」



誰,とか。

顔がどうとか。

そうゆう事じゃない。

今がチャンスなんて,とても思えない。



ーガッッシャン…!



「うおっ…大丈夫かー? 茉莉」

「う,うん。大,丈夫…」



動揺して,引っかけた机。

大きな音を立てて筆箱まで落ち,喋っていた男子に心配されてしまった。