お小遣いを使いすぎて,それまでの私の過ごし方を知っている親に心配されたこともあったけど,それからは上手くお金もやりくりするようになり。
更には自分でも週に一回。
バイトをするようになった。
その全てに,流雨くんがいなくても行ったかと言えば,そこは迷いどころではあるけど。
遊んでいるうちに,というより雑談に混じっているうちに。
流雨くんとも普通に喋れるようになった。
「なんで俺だけ君づけ? それにそう呼ぶの,茉莉さんだけだし…呼び捨てでいい」
そう言われて,私は流雨くんを,流雨と呼ぶようになる。
「私も」
下心を隠し,勇気を出して笑うと,流雨も私を呼び捨てにしてくれた。
最初よそよそしかったのは,単に私に慣れていなかったかららしい。
そうゆう面で,他の女の子より一歩近づけたのが,私はとても嬉しかった。
やっぱり,私は流雨くんが好き。
それは,やまとが私を好きだといってくれても,少しも揺らぐことはなかった。



