ほどけるいと。

もっと話してみたいと思ってた。

琴音さんの話しに,クラスでそっと笑ったこともある。

いつか友達くらいに仲良くなれたら。

席の遠さから関わる機会は少なかったけど,少なからずそう思ってた。

…なのに。

その日から,私はより琴音さんの遠くで生活するようになった。

無意識のうちに,ほんの少し,避けていた。

ある時,私は恋愛小説を読みながら。



「あー,そっか」



当て馬の女の子に共感してしまって,気がついた。



「私,流雨くんのこと…ただの推しなんかじゃ無かった」



初めて見た時に惹かれて,言葉を交わして,惚れてしまった。



「好き…だったんだ」



初めて口にして,そうだと確信する。

口にしただけでときめきを感じで,顔が赤くなる。

私の,初恋だった。

どうしよもなく手遅れで,何よりも切ない恋情だった。