ほどけるいと。

あれだけ格好いい。

それに私達はもう高校生。

新しく色んな人と出逢って,色恋にも皆興味津々で。

納得する反面,ひどく心がざわつく。



「ミサンガ…着けてたんだって! 流雨くん絶対器用じゃないし,選ぶもの的にも絶対女子!」



きゃー! と楽しそうな声に,私は気付けば耳をすませていた。

盗み聞きして,ごめんなさい。



「彼女って誰なの?」

「それがね,琴音さんだって噂があるの。最近よく一緒にいるし,これだけ噂になってるのに,2人とも否定しないの!」



はっと息を飲んだ。

名前が上がった途端に,その事実が私の中で現実味を帯だす。

琴音さん…

LI⚪Eで少し話したきり。  

クラスの中心…という感じではないけれど。

男女ともに,話したことのない人はきっといない。

いつも違う人,様々な人と会話を楽しんでいる。

そんな明るくて可愛いクラスメートだ。