ほどけるいと。

「…確かに。琴音は何食べたい? 何でもいいよ」

「えー。んー? あ! さっきマ⚪クあったよ」



私があげたのは有名なファストフード店。

お腹が空いているし,丁度いい。

私が流雨を振り返ると,流雨は変な顔をする。



「いいの? そんな所で。多少値が張っても,奢れるけど…」

「いいの! それとも流雨は嫌? ふふん,今日はお休みとったけど,私だってバイト代,ちゃんとあるんだから」

「ううん,そうじゃなくて…せめてお寿司とか言うかと思って」

「水族館に行くのに?」



お魚食べるの? と私が笑うと,虚をつかれたように流雨が目を丸くした。

そんな事すらおかしくて,私は笑う。



「ほらっ,早く行こう?」

「ん」



もう既に,幸せ。


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