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「…どした?」

「や…なんでも」



メンバーの中の2人が目配せをし,他の1人が俺に聞く。

俺は長く息を吐き整えると,バーガーを更に一口頬張った。

日本人特有の空気読みと機転の早さで,話題はまた移り変わる。

俺一人をそこに置いたまま。

……

ショックが,まだ抜けない。

どうしよもない焦りと,後悔と。

自己嫌悪で泣きそうになった。



「…ごめん,皆」

「おー」

「明日なんだけど…」


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