「「「え」」」



田中,フラれたんや。

俺が腰をかける頃,話題は田中から,恋愛についてに変わっていった。



「えー。どんなのがタイプ?」

「やっぱ胸?」「尻だろ」

「バカか。中身に決まってんだろ。まぁ,顔の好みはあり」

「じゃー代表して流雨!」



雑なフリで,面倒くさがったなと,直ぐに分かった。

ダブチにかぶり付きながら,答える。



「タイプも何も…俺彼女いるし」

「そう言えば卯田がんなこと言ってたな」

「え?! ガチ?!! 彼女のどこが好き?」