「私,流雨にその話を,してないの」

「流雨くんに…? どうして…」

「これから流雨と続けていくこと。他ならない自分が,1番怖いの」



隣に自分がいる未来が見えなくて,不安に思う。

大丈夫だって胸をはれる程,私達はきっと,傍目からみても上手くは行ってない。



「そう思っちゃう,現実が悲しい」



記念日の話も,相当引きずってる自覚はある。

もしかしたら,私にとって。

その日はもう,最後の賭けみたいなものだったのかもしれない。

前々日に話す,私も私だと思うけど。

苦笑して見せると,由芽は,私の心をそのまま映し出したような。

私よりも傷付いた顔をしていた。

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「食うもん一緒だと楽だよな~」

「まぁ,確かに」



放課後のマッ⚪。

じゃんけんに負けた俺ともう一人で,計6人分の注文をし,席に戻る。



「あー。暇だな~」

「疲れたしな~」

「フラれたしな~」