ほどけるいと。

今日断っちゃったし,もし当たんなくても,外れ引かなかったら今度琴音に何かプレゼントしよう。

そんな想像をしながら。

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「それで,そろそろ話してくれる? じゃないと楽しめないよ」



由芽は慣れたドーナツ屋さんで氷の入ったカルピスをコロンと回した。

由芽は日を跨いだ翌日,本当に私のために時間を作ってくれたのだ。



「私,流雨とまともに時間をとれなくなってから…趣味が出来たの。それから,夢も」

「琴音,何になりたいの? 保育士は,やめたんだね」

「小説の,編集者になりたくって…小説を自分で書いて,ランキングにも載るようになって。感想を沢山頂けて。趣味はそのまま,それに関わる仕事につきたいと思ったの」