ほどけるいと。

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「あのさ,卯田」

「あーなに~?」



放課後の教室は,いつも誰もいない。

それを良いことに,俺達はいつもここで駄弁っている。

けれど今日は俺と卯田の2人だけ。

あとは部活やらなんやらで,不在。

そんな中意味もなく残っている2人。

特に何をするわけでも,話すわけでもなく。

お互い好き勝手スマホを触ってる。

それが今の状況だ。

…もちろん室長も,いない。



「俺,好きな人いるんだけど」

「あーはいはいはい。琴音さんだろどうせ」

「何でしってんの」



俺がむっと眉を寄せると,卯田はそんな俺を一瞥だけして,またスマホを弄り始める。