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何となくざわつくような,不安に似た嫌な予感。

冷たい汗を促すような予感で,視線がさ迷う。

俺が見たものなんて,大したものじゃない。

ただ,いつも通りの琴音さんと,ちょっと急ぎたそうな室長。

室長とも割りと良く話すから,室長はいつも落ち着いてスマートに動く人だとしっている。

あの,割りと整って格好いい表情が崩れるのは,珍しい気がした。

あれって…多分。

告白,だよな。

そんな雰囲気を感じたことはなかったけど,そんな感じがする。

その割に,琴音さんは普通だった…け,ど。

その手に関して,琴音さんを信用しちゃいけないような気がした。