速人が店を出て私は優晴君を待つことにした。 といっても店の営業終了までもう少し。 速人がくれた機会を無駄にしたくない。 もう一度優晴君に気持ち伝えて前に進むんだ。 そう思い下を向きその場を動けずにいると コン。 という音がして顔をあげると優晴君が私の前にカクテルを置いた。 「美玲、話したいことあるからこれ飲んで待ってて。」 「うん。ありがとう。」 優しいな…。 やっぱり優晴くんが好きだ…。