夜。

お父さんが帰って来た。

「ただいま、碧空。」

リビングに入って来ながら、
僕の頭を撫でてそう言った。

僕はノートに
『おかえり、お父さん』
と書いた。

「お母さんは?」

そう聞きながら隣へ座る。

『お風呂。』

「そか。ご飯は食べた?」

頷く。

「よし、じゃあ俺も食べるかな。」

お父さんはそう言って立ち上がった。

僕は部屋に戻った。