空を見上げて~優しい風 次世代編~

自宅。

客室にしぃちゃんの
荷物を置いて、二人で話す。

「叔母さん、
何が言いたかったのかな?」

「さぁ…。」

「それにしても、
お母さんが隠し事なんて珍しいな。」

「碧空、二人の
馴れ初めは知ってるの?」

「それが、実は知らないんだ。」

「…そうなんだ。
どうしても知りたいなら、
さり気なく訊くしかないわね。」

「うん…。」

僕は今夜二人に
訊いてみることにした。