空を見上げて~優しい風 次世代編~

「それでいいんだよ。
まだまだ碧空は子供だし。
そういう事はもう少し先でいいんだ。」

「うん。
でも、感謝は伝えたかったから。」

「解ってるよ。
しぃちゃんも、ありがとう。
君が碧空の声を
取り戻してくれたんだから。」

「そんな、あたしはただ、
ちょっと背中を押しただけだから。」

しぃちゃんは照れながらそう言った。