「きっとここから帰ったら、
出るようになるよ。
いや、もっと早いかな。
賭けても良いよ。
そうだなー、私が勝ったら
何でも言うこと一つ聞いて。
碧空が勝ったら、同じように
一個お願いを叶える。
それでいい?」

頷く。

そんな賭けをして、僕らは帰った。