「ね、気持ち良いでしょ。
ようは、思い込みなんだよ。
とっくに声は出てるはずなのに、
碧空はどこか諦めてる。
声が出ないこと、
しょうがないって思ってる。違う?」

図星だった。

確かに、しょうがないって
思えば怠けてしまう。

安心して、そこから
這い上がろうと
言う気持ちがなくなるんだ。