「今を生きる命与え あなたが救われた世界は あなたの愛は永遠に変わることはない」
結婚式で耳にしたそのフレーズが、どうしても頭から離れなかった。会場を出て、東京国際フォーラムからフジテレビへと向かう道のりでも、僕たちは口ずさむのをやめられなかった。
「……なんかさ、ここだけ異様に心に刺さるよな」
僕がそう言うと、はるかもあんなも、雅男も正志も、みんなが頷いた。気づけば、僕たちは歩きながらずっとその歌を合唱していた。スーツ姿の大人たちが忙しなく行き交う都会の真ん中で、制服を着た高校生の集団が聖歌を歌いながら練り歩く。
「おい、あのガキども何だよ……」
通りすがりの人たちが、怪訝そうな目でこちらを見てくるのがわかる。でも、今の僕たちはそんなことどうでもよかった。あかりのお母さんと上松先生の結婚式で感じたあの温かさが、まだ胸の中で消えずに響いているからだ。
「おい秋夫、あそこだ! フジテレビが見えてきたぞ!」
目的は、今放送中のドラマ『サバカン 宇宙に行く』のロケ地だった。聖歌を歌っていたテンションのまま、僕たちは吸い寄せられるようにフジテレビへと向かった。許可なんて取っていない。ただ、あのドラマの世界観に触れたいという衝動だけで、高校生たちは一直線にフジテレビのロビーへと足を踏み入れた。
大人の都合や社会のルールなんて、今の僕たちの情熱の前ではちっぽけなものだった。歌声はいつしか止んだけれど、高揚感は最高潮のまま、僕たちは勝手にドラマの聖地へと乗り込んでいった。
結婚式で耳にしたそのフレーズが、どうしても頭から離れなかった。会場を出て、東京国際フォーラムからフジテレビへと向かう道のりでも、僕たちは口ずさむのをやめられなかった。
「……なんかさ、ここだけ異様に心に刺さるよな」
僕がそう言うと、はるかもあんなも、雅男も正志も、みんなが頷いた。気づけば、僕たちは歩きながらずっとその歌を合唱していた。スーツ姿の大人たちが忙しなく行き交う都会の真ん中で、制服を着た高校生の集団が聖歌を歌いながら練り歩く。
「おい、あのガキども何だよ……」
通りすがりの人たちが、怪訝そうな目でこちらを見てくるのがわかる。でも、今の僕たちはそんなことどうでもよかった。あかりのお母さんと上松先生の結婚式で感じたあの温かさが、まだ胸の中で消えずに響いているからだ。
「おい秋夫、あそこだ! フジテレビが見えてきたぞ!」
目的は、今放送中のドラマ『サバカン 宇宙に行く』のロケ地だった。聖歌を歌っていたテンションのまま、僕たちは吸い寄せられるようにフジテレビへと向かった。許可なんて取っていない。ただ、あのドラマの世界観に触れたいという衝動だけで、高校生たちは一直線にフジテレビのロビーへと足を踏み入れた。
大人の都合や社会のルールなんて、今の僕たちの情熱の前ではちっぽけなものだった。歌声はいつしか止んだけれど、高揚感は最高潮のまま、僕たちは勝手にドラマの聖地へと乗り込んでいった。

