食事が終わり、満足感に包まれていたのも束の間、牧師先生の説教はまだ続いていた。今度は聖歌の『インマヌエル』が始まり、厳かなメロディが会場に響き渡る。
「いつ、どんな時であろうと……最後までこの二人の愛は変わることがない」
その歌詞の一節が、心に深く突き刺さった。僕たち高校生は、普段はふざけ合ってばかりで、教会の儀式なんて縁遠い。けれど、この言葉の持つ切実な強さに、僕やはるか、あんな……みんな、自然と目頭が熱くなっていた。信者でも何でもないのに、この歌がどうしてか涙を誘う。
曲が終わる頃、僕は思わず口を開いた。
「……この曲、俺、大好きなんだけどな。実はピアノで練習したこともあるんだ」
「えっ、秋夫が?」
みんなが驚いたように僕を見た。「すごいね!」「そんな特技があったなんて知らなかった!」と口々に言ってくれる。
正志が少し照れくさそうに言った。
「いい曲だよな。でも、この歌はキリスト教の賛美歌だからな……学校の音楽の授業でやるわけにはいかないよな。もしやったら、いろんな方面から怒られそうだ」
「まあ、そうかもね」
僕も苦笑した。この学校はドラマに満ちているけれど、宗教的なこととなると少し話は別だ。それでも、みんなでこの歌の良さを分かち合えたことが、何だかとても嬉しかった。
式の緊張感はいつしか溶け去り、会場には穏やかな余韻が漂っていた。僕たちはそれぞれの胸に、この歌がもたらした不思議な温もりを感じながら、式の終わりを待っていた。
「いつ、どんな時であろうと……最後までこの二人の愛は変わることがない」
その歌詞の一節が、心に深く突き刺さった。僕たち高校生は、普段はふざけ合ってばかりで、教会の儀式なんて縁遠い。けれど、この言葉の持つ切実な強さに、僕やはるか、あんな……みんな、自然と目頭が熱くなっていた。信者でも何でもないのに、この歌がどうしてか涙を誘う。
曲が終わる頃、僕は思わず口を開いた。
「……この曲、俺、大好きなんだけどな。実はピアノで練習したこともあるんだ」
「えっ、秋夫が?」
みんなが驚いたように僕を見た。「すごいね!」「そんな特技があったなんて知らなかった!」と口々に言ってくれる。
正志が少し照れくさそうに言った。
「いい曲だよな。でも、この歌はキリスト教の賛美歌だからな……学校の音楽の授業でやるわけにはいかないよな。もしやったら、いろんな方面から怒られそうだ」
「まあ、そうかもね」
僕も苦笑した。この学校はドラマに満ちているけれど、宗教的なこととなると少し話は別だ。それでも、みんなでこの歌の良さを分かち合えたことが、何だかとても嬉しかった。
式の緊張感はいつしか溶け去り、会場には穏やかな余韻が漂っていた。僕たちはそれぞれの胸に、この歌がもたらした不思議な温もりを感じながら、式の終わりを待っていた。

