エンドロールの先でも君を恋うから


二日目の最後に行われるカップルグランプリは一番盛り上がる企画で、去年初めて開催されて大盛況だったらしい。



「やっぱり立候補は無いか...じゃあ推薦、誰かいない?」


「はーい!秋頼で!」


「実行委員は裏方まわるから無理。瑞星もだーめ」



そうだったんだ...由良くんが出たら絶対にグランプリ取れるのに。



「じゃあやっぱり夏音(なつね)君じゃない?」



指名された男の子、最上(もがみ)夏音くん。



話したことは無いけれど、月ちゃん曰く2-1で由良くんの次に目立つ存在。



愛想があって、誰にでも優しくて、ドラマに出てきそうな俳優さんみたいに顔が整った人。由良くんよりかは瑞星くんに似たような感じなんだと思う。



知っているのは、告白の返事は絶対にノー。最上くんには年上の彼女さんがいるらしい。



私が隣に立ったら悪浮きしてしまいそうなくらいの人だから、当然だ。



そう言ったら、由良くんと並んでいる私って皆からどう見えているんだろう...なんだか怖くなってきた。



「じゃあ夏音、仮決定で」


「まだいいよって言ってないよ秋〜」


「女の子、誰かいないかな」