エンドロールの先でも君を恋うから


優羽は一年生の頃から生徒会に入っていたらしい。



新入生で首席、毎々のテストは満点ばかり。そんな優秀な生徒を放っておくはずはなくて、生徒会長直々にお願いされたと言う。



私の成績ではどうしたって届かない偏差値の高校。



一緒に通っていたらどんな感じだっただろう、よくそんな話をしたけれど、天と地がひっくり返ったって、右と左が逆になったとしても有り得ないことだ。



「もう少し早かったら文化祭実行委員譲ったのに」


「いやいや、譲られてもできないよ!何か考えないと...」



今読んでおいて良かったかもしれない。たくさん時間が必要そうだ。



体育祭は文化祭よりも後だし、それよりも私が実行委員だなんてできる気がしない。前に出ることはできるだけ避けてきたから。



文化祭で、私がやれること見つけないと。



案外、その答えは早めに出た。





「毎年文化祭の最後にカップルグランプリをやるので、クラスから男女一人ずつ出します
提出今日までだからスムーズに決めてくれると嬉しい」



由良くんの声にクラス中が騒がしくなる。



文化祭は二日間、初日は校内、二日目が一般公開日。