「次は星とマカロン、ね.....桜名さん?」
「...あ、ううん、なんでも」
入院の間...?このノートを書いた時にはもう入院してたってこと?
最後まで読めば全部教えてくれるの?
「桜名さん、口にポップコーン付いてるけど」
「え、うそっ」
「嘘。下は向かないって約束したでしょ」
屋上の日の同じように置かれた手に安心して、鼻がツンと痛くなった。怖い気持ちはそのまま私の中にあっても、どうしてか心が軽くなる。
「次は二人で星見よ」
「いいの?由良くん星好き?」
「片方の俺は」
二重人格だから星が好きと嫌いな時があるってこと?
というか、由良くんって本当に二重人格なの...?
だとしたら、片方の由良くんは甘いものが好きで、星が好き。ちょっとロマンチストな由良くんってこと。
「由良くん可愛い、ふふ」
「...初めてそんな顔見た。もっと笑えるんじゃん」
ずっと使わなかった筋肉を使ったからか、頬が痛いくらい。
優羽は今の私を見て、どう思うのかな。嬉しいって笑うのかな。こっちに来るにはまだまだ足りないよって眺めてるのかな。
私の事待ってくれてるのかな。



