エンドロールの先でも君を恋うから


秋羽、優頼、弥羽。二重線で引かれていたり、ちょっと良いと思ったものなのか、丸や二重丸、花丸まで描かれている。



優羽に相談するみたいにこのノートに書いては悩んでを繰り返していた。



けれど、テレビでああ言うのなら、気づかれていないとでも思っていたのだろうか。



変に抜けている彼の、それでもバレていないと疑わない自信ありげな笑みをテレビ越しに見つめ、息を零すように笑った。



貴方の大好きな苦いコーヒーでも淹れてあげよう。



タイミング良く、鍵を差し込む音が聞こえて、振り返る。何度か刺し間違える音が中々もどかしい。



「ただいま、弥衣」


「おかえりなさい!お疲れさま」



これからお花見だというのにレジャーシートを忘れたと言う月ちゃんに小言を投げながら、買いに行ってくれたのだ。



体だけ先に着いてしまったらしいあの二人は、この後彼に叱られるだろう。



そういえば、夏音くんたちは来るのかな、と充電中のスマホをケーブルの線ごと引き上げる。二十分前に送られてきていた写真を見るからに、どうやら大人数になるらしい。



「由良くん、買ってきたレジャーシート何人分用?」


「四人だけど」


「足りないや、もう一回買ってきてほしいな」


「は!?」