エンドロールの先でも君を恋うから


せっかく私に似合うって作ってもらったこの衣装、ちゃんと可愛く見えるようにステージに立ちたい。



楠さんはさっきも見たことないくらい輝いた目で褒めてくれた。あの日のプラネタリウムの星を瞳に入れたようなキラキラだったな、と思う。



『───不安なときは目を閉じて、自分の味方を思い浮かべて。羽は弥衣にだって付いてるんだよ』



いつかの優羽の言葉はまだ息をするみたいに私の心に入ってくる。



大丈夫だよ、優羽。



羽を一緒につくってくれるような味方に出会ったから。



...うん、頑張れる。



「一年生の皆さん、ありがとうございました!続いては二年生!一組は、学年を超えて有名な爽やかイケメン!」



今まで以上の黄色い歓声に、私がいなくとも優勝を取れるのでは、なんて思うほど。



ふふ、爽やかから一番遠いところにいるような人だけれど。



荒い言葉だけど結局助けてくれて、きっと裏の顔を知られても人気者のままだろう。夏音くんは、私に必要な人だ。



「...ではなく!先程体調不良のため代役を立てるとのことです!」


「.....ん?だい、やく...?」



まって、なにそれ


そんな話聞いてない。