プールに行った時も人混みを捉えるとうんざり顔をしていたのを目撃した。
女の子からわざとぶつかってくることもあったみたいで、苛苛していますと私に教えるように繋がっていた手が強く握られたり。
その日に学んだ。不釣り合いは私の為の証拠だって。
「弥衣、最近食べてないよね」
動きが止まる、もちろん私の。彼の指摘が図星だからだ。
一時期食べなかった反動からか食欲が増して、間食でお菓子を食べるようになった。
家にはプリンと桃ゼリーが常にある状態。
優羽の体型が変わらなかったから何も考えずに食べ続け、ふと気になって見たカロリーに泣きそうになった。
けれど、絶対に由良くんには悟られない自信があった。怒られるのはわかっていたから。
由良くんに会う日はいつも通り食べて、その前後の日で調整していたはず。
もしかして痩せてる?今日体重計乗ってあんまり変わってなかったのに。
「顔疲れてる。
昨日いつもは寝てるような真夜中なのにメッセージの返事がきたのは眠れてないから、だよね?」
急いでスマホを開いてメッセージを確認すると、私が由良くんに送った時間は午前二時。



