エンドロールの先でも君を恋うから


一人で閉じこもっていると、思考が嫌な方向に向くことがある。それは、自分で思っていないところにまで手が届くこともある。



そんな時に傍にいてあげて、と優羽の母親に頼まれた。



「親にはどうしても言えないこともあると思うから、弥衣ちゃんに頼んでもいい?」



お願いされたのはつい三日前。その時は、私にそんな力はあるだろうか、と。それよりも、優羽が弱いところを見せたがらないだろうと思う。



あれもこれも背負い込んでほしくは無いけれど、私は“いつも”を演じたかった。



その結果、優羽のはけ口になれたのだ。



どうかしたの?と返事をしてから五分後、返ってきた絵文字のない文。



“文字が書けない。どうしようどうしようって焦って、物語も浮かばない。”