同時に気づいた。
私の由良くんへの気持ちは好きとは少し違うような、もっとおおきなもの。これは彼にだけ向く感情。
私が幸せを感じるのは由良くんの隣。
幸せをあげたいのも由良くん。
私の手の届かないところでもいいから、ずっと笑っていてほしい。
誰よりも由良くんが特別になった。
朝目が覚めて最初に浮かぶ。誰かに褒められると一番に報告したくて、涙が出るとどうしても声が聞きたくなった。
私の真ん中にはいつだって彼が立っていて、少しもずれないように手を握ってくれる。
これだけ“大事”の材料が揃っているのに、名前がついていないなんておかしな話だね。
ごめんね。
今日、優羽とは反対方向に一歩進んでしまった私を、どう思う?



