エンドロールの先でも君を恋うから


「えへ。うん、面白い」


「なにそれ羨ましい!いっつも由良ばっかりずるい!」


「え〜、月ちゃんだって最近瑞星くんばっかりだよ?ずるいなあ瑞星くんばっかり」


「っもう!弥衣!」



持ってきたボールで遊ぶ時由良くんばっかり狙っていた月ちゃん、店員さんに口説かれながら山盛りにされた瑞星くんのかき氷。



どこかに移動する間、私の左手はずっと由良くんと繋がっていたこと。暑かったけど、手から心配が伝わって嬉しかった。



気づいた月ちゃんが右手を握って、いつの間にか四人になっていたけれど。



そんな、笑顔になるものばっかりな夏の思い出。



「秋頼だ!元気だった?」



そんな中、由良くんは元彼女さんと遭遇中。



なんて綺麗な人なんだろう。ベージュの髪に大きめのピアス、夏に映えるようなビキニ姿が眩しい。



口をあんぐり開けてしまうほど見入ってしまった。



私と真逆にいる人間だ。



「あー、うん」


「体調崩してたって聞いたよ、大丈夫?うちの学校でも.....」


「ルナ、あっちで話そ。ごめんね、待ってて弥衣。すぐ戻るから」


「お前の目には弥衣しか見えてないのか!?もう二人いるんだけど!」