エンドロールの先でも君を恋うから


四人集合したものの、じゃんけんで負けた月ちゃんと瑞星くんは浮き輪を膨らませてくれている。



月ちゃんに頑張れと祈りながら、私達はパラソルが立つ白いベンチに座って二人を待っていた。



「上着は」


「皆水着だし、恥ずかしがってたら楽しめないかなって思って...あの、あんまり見ないでください」



由良くんに言われた通り、昨日買ったラッシュガードを羽織って行くつもりだった。



でも、見てしまったのだ。



「二人で来てるんですかー?一緒に遊びません?」


「ごめんね、女の子と来てるから」



着替え終わった私達が二人が待つ場所まであと数歩の位置で聞こえた会話。



二人に話しかけた女の子は、夏のキラキラを全部自分のものにしたような子達で、特別可愛くて、眩しく見えた。



それが羨ましくなったのが一つと、もう一つは由良くんの表情。



私に向けられたことの無いような、いかにも「可愛い」って思っているような笑みを女の子達に見せた。



私のほうが由良くんの傍にいたのに、見つけられなかった表情。



急いで更衣室に戻って脱いできたのが数分前の事。